年別アーカイブ:2020年

2020/9/23

『坐禅三昧経』4 散文 戒律「汝よ、何れの戒を破せるや」

はじめての方は『坐禅三昧経』1からどうぞ 『坐禅三昧経』3のつづき 食、味処を知るを過(す)ぐれば 美悪、都(すべ)て異なる無し 愛好より憂苦(うく)を生ず 是(ここ)を以て愛を造る莫かれ 業を世界中に行じて 美悪、更(か)わらざるは無し 一切、已(すで)に具(つぶ)さに受く 当に是れを以て自ら抑えるべし 若し蓄獣中に在らば 呞(かみかえ)せる草もて味を具せりと為さん 地獄に鉄丸(てつがん)を呑まば 燃熱、劇(はげ)しくして鉄を迸(ほとばし)らさん 若し薜茘(へいれい)中に在らば 膿(うみ)・吐・火(や) ...

2020/9/22

『坐禅三昧経』3 一心にして常に道を行ざば 久しからずして涅槃を得ん 

はじめての方は『坐禅三昧経』1からどうぞ 『坐禅三昧経』2のつづき 誰れか能(よ)く死する時を知らんや 趣くところは何れの道よりせんや 譬(たと)うるに、風中の燈(ともしび)の如く 滅する時節を知らず 道法に至ること、難(かた)からず 大聖、指事して説く 智及び智処を説き 此の二、外に仮らず 汝、若し法逸せず 一心にして常に道を行ざば 久しからずして涅槃を得ん 第一の常楽の処なり 利智にして善人に親しみ 心を尽くして仏法を敬い 穢(けが)れたる不浄の身を厭(いと)い 苦より離れて解脱を得(う) 閑静にして ...

2020/9/23

『坐禅三昧経』2 四念止(四念処)を捨つれば、心に悪の造らざるは無し

はじめての方は『坐禅三昧経』1からどうぞ 痴倒黒暝(ちとうこくみょう)を破し 炬(こ)を執りて以て明らかに観ぜよ 若(も)し四念止(しねんし)を捨つれば 心に悪の造らざるは無し 四念止=四念住、四念処 四念処は、身念処・受念処・心念処・法念処からなる。 身念処=身は不浄なり 受念処=受は苦なり 心念処=心は無常なり 法念処=法は無我なり 象の逸すれば鉤(かぎ)かくること無きが如く 終(つ)いに道に順調せず 今日、此の業を営まば 明日、彼の事を造らしむ 著するをたのしみて苦を観ぜよ 死の賊の至るを覚らず 怱 ...

2020/9/21

『坐禅三昧経』1 鳩摩羅什訳 鳩摩羅什について

『坐禅三昧経(ざぜんさんまいきょう)』巻上 姚秦三蔵鳩摩羅什訳 鳩摩羅什(344年 - 413年 or 350年 - 409年) 鳩摩羅什(くまらじゅう)は梵語クマーラジーヴァの音訳。 鳩摩羅什は約300巻を翻訳した最初の三蔵法師。 玄奘、真諦、不空金剛とともに四大訳経家と呼ばれる。 漢訳『法華経』は三種伝えられているが、 『正法華経』10巻26品(竺法護訳 286年) 『妙法蓮華経』8巻28品(鳩摩羅什訳 400年) 『添品妙法蓮華経』7巻27品(闍那崛多・達磨笈多共訳 601年) このうち鳩摩羅什訳が ...

2020/9/18

『無畏三蔵禅要』11 四の陀羅尼 経行の法則 雑学を以て心を惑はして、一生をして空しく過さしむることなかれ

はじめての方は『無畏三蔵禅要』1からどうぞ 『無畏三蔵禅要』10のつづき 汝等行人初め修定を學せば、応さに過去の諸佛秘密方便加持修定の法を行すべし。 一体にして一切の総持門と相応す、是の故に応さに須らく此の四の陀羅尼を受くべし。 陀羅尼に曰く。 唵速乞叉摩嚩曰囉(おんそきしまばざら) この陀羅尼は能く所観をして成就せしむ。 唵底瑟吒嚩曰囉(おんちしゅつたばざら) この陀羅尼は能く所観をして失なからしむ。 唵婆頗囉嚩曰囉(おんそはらばざら) この陀羅尼は能く所観をして漸く廣ならしむ。 唵僧賀囉嚩曰囉(おんそ ...

2020/9/17

『無畏三蔵禅要』10「五種の心義」行者の仏心を成するに五種の楷段あるなり

はじめての方は『無畏三蔵禅要』1からどうぞ 『無畏三蔵禅要』9のつづき 一切の妄想貧瞋痴等の一切の煩悩、断除を仮らずして自然に起らず、性常に清浄なり。 此れに依りて修習して乃し成佛に至れ、唯是れ一道にして更らに別の理なし。 此は是れ諸佛菩薩内證の道なり。 諸の二乗外道の境界にあらず。 是の観を作し已ぬれば、一切の佛法恒沙の功徳地に由らずして悟る。 一を以て之を貫して自然に通達す。 能く一字を開て無量の法を演説し、刹那に諸法の中に悟入して自在無礙なり。 去来起滅なく一切平等なり。 此を行して漸く至らば、昇進 ...

2020/9/11

水子供養のマンガ

ホームページ用に水子供養のことをマンガにしてみました。     水子供養で来られる方の中には、叱られるんじゃないかと思っている人もおられますが、そんなことはありませんので、安心してお参りしていただければと思って描きました。 ※ 画像を拡大してみたのですが、解像度が低くなって文字が読めるようにならないので、画像をクリックするとHPにとぶようにしました。

2020/9/10

マレーシア ペナン

※10分くらいのラジオの音声を文字起こししたものです。 はい、こんにちは、天照寺です。 今回は第一回目となります。 一回目なので少し自己紹介させていただきます。 私は今40代で真言宗のお寺の住職をさせていただいておりますけど、20代のころは、ネパールで七年ほどチベット仏教の瞑想修行をしておりました。 ヒマラヤの登山口にあたるスンダリジャルという小さな村でして、そこにチベット仏教の小さなお寺がありました。 今はだいぶ大きくなってますけど、私がいた頃は本当に小さな素朴なお寺でした。 その前はタイのお寺で出家し ...

2020/9/10

『ヨーガ大全』のヴァーストゥ・プルシャ カンリトゥカル エローラ

※音声の文字起こしなので話し口調になってます はい、こんにちは、天照寺です。 昨日、本をとばし読みしてたら、 チベットのカンリトゥカルで聞いたこととか、インドのエローラ遺跡で思ったことを思い出したので、今日はその話をしたいと思います。 私は本をよく買うんですけど、買った本を全部、読んだわけではなくて、 読んでない本が結構たまってるんですね なぜ、まだ読んでないのに次の本を買うんだという人がいますけど、 仏教書とか学術書のたぐいは再版されないことが多いので、今すぐに、読みたい本ということでなくても、発売され ...

2020/8/21

令和二年度 盂蘭盆会

  8月18日14時から院代と二人で盂蘭盆会を厳修いたしました。 コロナ終息までは参拝をご遠慮いただき、最少人数でお勤めさせていただいております。 他のお寺さんでオンライン配信されるところもあるとお聞きしました。 配信も検討しております。 このような状況の中、塔婆供養の申し込み等、お力添えいただきました皆様には心より感謝申し上げます。 合掌 今年は大きな蓮が咲きました(^^)

2020/9/11

このブログの写真 無料写真素材 無料イラスト素材

人生相談・悩み相談を募集したら、このブログの写真はすべて自分で撮ってるのか質問がありました。 このブログには、私が撮った写真とフォトACから無料でダウンロードした写真が混ざっています。 フォトAC 無料でダウンロードするのは枚数に制限がありますが、私のようにたまにブログ書くくらいの人は、無料で十分です。 姉妹サイトがいくつかあって、次はイラストAC。イラストも無料でダウンロードできます。 イラストAC シルエットACは、シルエットになったイラストがダウンロードできます。 こちらはシルエットACからダウンロ ...

2020/8/13

自己紹介 ネパールで修行するまでの経緯

ネパールでの修行などは、いろいろなところでお話ししてきましたが、なぜ、そこで修行することになったのかという経緯を聞きたいと言われることがあるので書いてみました。  あのとき以来、私は一貫して心の探究に、人生を費やしてきた。なぜならば、あのとき、心の探究こそが、人生を本当の意味で価値あるものに変えてくれるというまぎれもない事実が、現前に、はっきりとあらわれたからである。 二十二歳のある朝、腰からビキッと頭頂と足先に向かう激痛によって目がさめた。少しでも動くと激痛が走る。足先から腰、背中、首、後頭部まで痺れて ...

2020/9/17

『無畏三蔵禅要』9 三摩地法 月輪観

はじめての方は『無畏三蔵禅要』1からどうぞ 『無畏三蔵禅要』8のつづき 次、三摩地法 次に応さに三摩地を修すべし。 言ふ所の三摩地とは、更らに別の法なし。 直(ただ)是れ一切衆生の自性清浄心なり。 名けて大円鏡智となす。 上諸仏より下蠢動に至るまで、悉く皆同等にして増滅あることなし。 但し無明妄想の客塵に覆はるるが為めに、是の故に生地に流転して仏と作るを得ず。 行者応当(まさ)に安心静住して一切の諸境を縁することなかるべし。   仮りに一の円明の猶ほ浄月の如くなるを想へ、身を去ること四尺なり。 ...

2020/1/9

『無畏三蔵禅要』8 弘誓願 調気法 呼吸法

はじめての方は『無畏三蔵禅要』1からどうぞ 『無畏三蔵禅要』7のつづき 次に応さに弘誓願(ぐせいがん)を発すべし。 我久しく有流に在り、或は過去に於て、会て菩薩の行を行し、無辺の有情を利楽し、或は禅定を修し、勤行精進して三業を護持せる所有(あらゆる)恒沙の功徳乃至仏果。 唯願はくば諸仏菩薩、慈願力を與して威を加へ護念して、我をして斯の功徳に乗じて速かに一切の三昧門と相応し、速かに一切の陀羅尼門と相応し、速かに一切自性清浄を得しめたまへ。 是の如く広く誓願を発して、退失せざらしめば、速かに成就を得ん。 次、 ...

2020/1/9

『無畏三蔵禅要』7 陀羅尼 座法 礼拝

はじめての方は『無畏三蔵禅要』1からどうぞ 『無畏三蔵禅要』6のつづき 又行者の為めに一陀羅尼を授けて曰く。 唵薩婆尾堤娑嚩賀(おんさらはびていそわか) 持誦の法は、或は前後両箇の陀羅尼を意に随つて一箇を誦せ、並ぶべからず。 恐らくは心を興すに専らならず。 夫れ三昧に入らんと欲はんものは、初学の時に事に諸境を絶ち縁務を屛除し、独り一ら静處し、半跏にして坐し巳れば、須らく先づ、手印を作り護持すべし。 檀慧を以て並べ合はせ竪て、その戒忍方願は、右左を押して正相(あひ)叉ひ、二の背上に著け、その進力を合せ竪て、 ...

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