※ この記事は2010.5.5に書かれました
ここ数年、5月3日の神泉苑祭の大般若会にお呼びいただいており、
今年(2010)も出仕させていただきました。
弘法大師・空海は824年、天皇陛下からの勅命で、
この神泉苑の池畔にて雨乞いの祈祷をされました。
ところが、なかなか雨が降りません。
天眼通で見てみると、弘法大師をライバル視する守敏というお坊さんが、
雨を降らせてくれる日本中の龍を壺に封印してしまっていたのでした。
そこで弘法大師は、北インドにある無熱池から善女龍王をお呼びしました。
龍王は、弘法大師の御祈祷により、大きな白蛇の上に小さな金色の蛇が乗ったお姿で神泉苑に現れました。
すると日本国中に雨が降り始め、みんなが大喜びしました。
この時から、神泉苑の池には善女龍王がお住みになられています。