仏教・瞑想 坐禅三昧経

『坐禅三昧経』3 一心にして常に道を行ざば 久しからずして涅槃を得ん 

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『坐禅三昧経』2のつづき

誰れか能(よ)く死する時を知らんや

趣くところは何れの道よりせんや

譬(たと)うるに、風中の燈(ともしび)の如く

滅する時節を知らず

道法に至ること、難(かた)からず

大聖、指事して説く

智及び智処を説き

此の二、外に仮らず

汝、若し法逸せず

一心にして常に道を行ざば

久しからずして涅槃を得ん

第一の常楽の処なり

利智にして善人に親しみ

心を尽くして仏法を敬い

穢(けが)れたる不浄の身を厭(いと)い

苦より離れて解脱を得(う)

閑静にして寂志を修め

結跏(けっか)して林間に坐し

心を撿(けん)して放逸せず

意を悟りて諸縁を覚らん

若し有中を厭わず

安睡して自ら悟らず

世の常に非ざるを念せず

畏(おそ)るべくして懼(おそ)れずんば

煩悩の深きこと、底無く

生死の海、辺無く

苦を度するの舡(ふね)、未だ辦(べん)ぜず

安(いずく)んぞ睡眠を楽しむを得んや

是(ここ)を以て当に覚悟すべし

睡を以て心を覆う莫(な)かれ

四供養(しくよう)中に於いて

量を知り、足るに止まるを知り

大いに倶(とも)に未だ免れざるを怖れ

当に宜しく懃(ねんご)ろに精進すべし

一切の苦、至る時

悔恨するも及ぶところ無し

衲衣(のうえ)して樹下に坐さば

所応の如く食を得ん

味を貪(むさぼ)るを為(な)すが故に

而(すなわ)ち自ら毇敗(きはい)を致す勿(な)かれ

『坐禅三昧経』4につづく

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