月別アーカイブ:2021年03月

2021/3/22

『即身成仏義』弘法大師・空海

  即身成仏義 問うて曰く、諸の経論の中に、皆三劫成仏を説く。いま即身成仏の義を建立する、何の憑拠か有るや。 答う、秘密蔵の中に如来、是の如く説き給う。 問う、彼の経に云何が説く。 『金剛頂経』に説かく、 「この三昧を修する者は、現に仏の菩提を証す」(不空訳『金剛頂一字頂輪王瑜伽一切時処念誦成仏儀軌』(略称『一切時処念誦成仏儀軌』) <この三昧とは、謂く大日尊一字頂輪王の三摩地なり>と また云く、 「もし衆生有って、この教に遇って、昼夜四時に精進して修すれば、現世に歓喜地を証得し、後の十六生に ...

2021/3/23

「五悔」 普賢行願讃

真言密教では「普賢行願讃」ではなく、金剛界は「五悔」、胎蔵界では「九方便」を読誦する。 伝統説では「普賢行願」と「五悔」と「九方便」は異名同体であり、同じ内容であるとされる。 五悔は、「至心帰命」「至心懺悔」「至心隋喜」「至心勧請」「至心廻向」の五段からなる。 「至心懺悔」だけでなく他の段も「悔」というのは、過去に行願を実践しなかった過失と、行願に背いた罪を懺悔する意味がある。 第一 至心帰命 十方一切の仏と最勝の妙法と菩提衆とを帰命したてまつる。 身口意清浄の業を以て、慇懃に合掌し恭敬して礼したてまつる ...

2021/3/7

『坐禅三昧経』25「第五 等分を治するの法門」2 三十二相

はじめての方は『坐禅三昧経』1からどうぞ 『坐禅三昧経』24のつづき 是くの如く心に過去仏を想見するに、初めて降神(ごうしん)せる時、天地を震動せしめ、三十二相の大人の相有り。 一つには、足下安平(あんびょう)にして立てり。 二つには、足下に千輻(せんぷく)の輪あり。 三つには、指、長くして好(よ)し。 四つには、足跟(そっこん)広し。 五つには、手足の指、合して縵網(まんもう)あり。 六つには、足趺(そくふ)、高く平らかにして好し。 七つには伊尼延鹿(いにえんろく)の【足+専】(こむら)なり。 八つには ...

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