『中臣祓(なかとみのはらへ)』解説と本文
「中臣祓(なかとみのはらえ)」は、「中臣祓(なかとみのはらえ)」の他に「中臣祭文(なかとみのさいもん)」や『大中臣経(おおなかとみきょう)』ともよばれる祝詞です。 『延喜式(えんぎしき)』巻八の「六月晦大祓(大祓詞)」をもとにして作られたとされており、大祓詞(おおはらへのことば)と混同されるが、同じではありません。 12世紀成立の『朝野群載(ちょうやぐんさい)』巻六に「中臣祭文」として収録されたものが、現存最古とされています。 東大寺の修二会などでも中臣祓が唱えられているそうですが、中臣祓を唱える密教修法 ...