2019-10

中臣祓訓解

『中臣祓訓解』4 瀬織津比咩神(せをりつひめ) 速須戔鳥尊=焔羅王

初めての方は『中臣祓訓解』1からどうぞ『中臣祓訓解』3のつづき天津神天磬門押披(あまつかみはあまのいはとをおしひらき)〈天照大神《照皇太子》、高皇産霊神《高貴尊》、天御中主神《照皇天子》、御気津神。豊受太神と号ふは是れなり。亦日なり。〉国津...
中臣祓訓解

『中臣祓訓解』3 天津罪(あまつつみ) 国津罪(くにつつみ)

初めての方は『中臣祓訓解』1からどうぞ『中臣祓訓解』2のつづき天之益人等(あまのますとら)が〈謂はく、一日に千人死にしとき、一日に千五百人生(あれま)す。是れ伊弉那諾尊と伊弉那美尊との誓願なり。故に天の益人(ますと)と名づくるなり。天と号づ...
中臣祓訓解

『中臣祓訓解』2 天照太神、豊受大神、高皇産霊神、神皇産霊神、津速産霊神、正哉吾勝尊

『中臣祓訓解』1のつづき神聖其の中に座せり。名づけて大日霊貴と曰(まう)す。当に知るべし、生を此の国に受けたる衆生は、仏威神力を承けて、諸仏と共に其の国に遊ぶ。是れ則ち仏説なり。是れ我が言にあらずと云々。以下は、『中臣祓』本文の解説になりま...
中臣祓訓解

『中臣祓訓解(なかとみのはらえくんげ)』1

『中臣祓訓解(なかとみのはらえくんげ)』は日本国が神国であると同時に仏国土であるという中世神道の立場から、「中臣祓(なかとみのはらえ)」を解説しています。中臣祓訓解夫れ和光垂迹の起り、国史家牒に載すと雖(いえど)も、猶(な)を遺(のこ)る所...
中臣祓

『中臣祓(なかとみのはらへ)』解説と本文

「中臣祓(なかとみのはらえ)」は、「中臣祓(なかとみのはらえ)」の他に「中臣祭文(なかとみのさいもん)」や『大中臣経(おおなかとみきょう)』ともよばれる祝詞です。『延喜式(えんぎしき)』巻八の「六月晦大祓(大祓詞)」をもとにして作られたとさ...
仏教・瞑想

幾何学曼荼羅(図絵曼荼羅)の成立要因についての一考察 瞑想 マンダラ ゾクチェン トゥカル

序論曼荼羅がどのように成立したのかという問いに対し、田中公明氏はその労作『曼荼羅イコノロジー』(註1)、並びに『両界曼荼羅の誕生』(註2)において実に豊富な資料を挙げ、極めて明快な解説をされている。(註1)曼荼羅イコノロジーその要旨は以下の...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説7 神武天皇 神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説6のつづき【書き下し文】日本磐余彦天皇(やまといはよひこすへらみこと)彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の第四子也。母(いろは)は玉依姫と日ふ。海童(わたつみ)の大女(おほむすめ)也。日本の...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説6 天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説5のつづき【書き下し文】天照皇大神、宝鏡を持して祝(ほ)ぎて宣(のたま)はく。「吾児、此の宝鏡を視(みそな)はしめて、当猶視吾(わかかたしろとて)、与(とも)に床(ゆか)を同じく...