仏教・瞑想 無畏三蔵禅要 真言宗 瞑想

『無畏三蔵禅要』1 善無畏三蔵 一行禅師 敬賢和上 慧警禅師

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善無畏三蔵(637-735)は、真言密教における伝持の第五祖であり、『大日経』を唐に伝え、弟子の一行禅師らと共に漢訳しました。
『無畏三蔵禅要』は、善無畏三蔵が、嵩山(すうざん)会善寺の敬賢(660-723)に、戒と禅定について説かれた教えを西明寺慧警が記録し、後に、さらに修補されたといわれます。
修補したのは、一説に一行禅師ともいわれます。
弘法大師が御請来されました。

敬賢和上は北宗禅の祖・神秀(606-706)の弟子です。
南宗禅は頓悟といって段階を経ずに一気に悟るという教えなのに対し、北宗禅は段階的に悟りに近づいていく漸悟の教えです。

無畏三蔵禅要

無畏三蔵禅要
中天竺摩伽陀國王舎城那爛陀竹林寺の三蔵沙門、諱は輸波伽羅、唐には善無畏と言ふ、刹利の種高貴の族なり。

摩伽陀國=マガダ国
王舎城=ラージギール
那爛陀=ナーランダ
輸波伽羅=しゅばから(シュバカラシンハ=善無畏)
刹利(せつり)=クシャトリヤ=士族階級

嵩岳の会善寺の大徳禅師敬賢和上(けいけんわじょう)と共に佛法を対論するに、略して大乗の旨要を叙べ、頓に衆生の心地を開く。
速に悟道せしめ、及び菩薩戒を受くる羯磨儀軌あり、之を序すること左の如し。
夫れ、大乗の法に入らんと欲はば、先づすべからく無上菩提の心を発して、大菩薩の戒を受けて、身器清浄にして、然して後に法を受くべし。
略して十一門を作って分別す。
第一発心門。
第二供羪門。
第三懴悔門。
第四帰依門。
第五發菩提心門。
第六問遮難門。
第七請師門。
第八羯磨門。
第九結戒門。
第十修四摂門。
第十一十重戒門。

 

第一発心門

第一発心門
弟子某甲等、十方一切の諸佛諸大菩薩、大菩提心を帰命したてまつる。
大導師と為て能く我等をして諸の悪趣を離れ、能く人天に大涅槃の路を示し玉ふ。
是の故に我今至心に頂礼したてまつる。

『無畏三蔵禅要』2につづく

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