2019-07

神仏

※加筆 牛頭観世音 牛頭天王でも、馬頭観音でもなく、牛頭観音

埼玉県川越市に牛頭観音さまがおられます。ポストの横の小さな石碑が牛頭観音さまです。こんな小さな牛頭観音様ですが、Google mapに掲載されてます。住所はこちら → 埼玉県川越市大字下老袋102牛頭天王や馬頭観音は数多いですが、牛頭観音は...
神仏

釈尊入滅の異説。牛頭天王にとり憑かれた釈迦如来

釈迦如来が入滅されるときの様相はブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)に詳しく記されています。ところが、大パリニッバーナ経 には伝えられていないことが、『牛頭天王島渡り』に伝えられています。『牛頭天王島渡り』は、奥三河(旧三河国{...
大和葛城宝山記

『大和葛城宝山記』解説3 一言主神 役行者 ワカタケル 役優婆塞 神変大菩薩

はじめての方は『大和葛城宝山記』解説1からどうぞ『大和葛城宝山記』解説2のつづき【読み下し文】一言主神〈飛行夜叉神の所変、孔雀王と号するは是れ也。一乗無二の法を守護するの故に、一言主尊と名づく。故に当処を一乗の峯と名づくる也。惟(ただ)是れ...
大和葛城宝山記

『大和葛城宝山記』解説2 読み下し文 タカミムスビ イザナギ イザナミ アマテラス ニニギ 一言主神

『大和葛城宝山記』解説1 のつづき【読み下し文】極天の祖神高皇産霊皇帝〈此れを上帝と名づく。是の高皇産霊尊は、極天の祖皇帝に坐します也。故に皇王の祖師也〉『日本書紀』では“高皇産霊尊(タカミムスビのみこと)、高木神(タカギノカミ)”とも表記...
大和葛城宝山記

『大和葛城宝山記』解説1  読み下し文 行基菩薩 ビシュヌ

大和葛城宝山記(やまとかつらぎほうざんき)は、両部神道を代表する書の一つであり、大和葛宝山記、大和葛木宝山記、葛城宝山記、神祇宝山記とも呼ばれます。奥書に“天平十七年辛酉四月一日”、とありますが、一般には鎌倉時代後期に成立したと考えられてい...
神仏

羊妙見菩薩2 羊太夫 行基菩薩

羊妙見菩薩1 平将門と平良文を助けた羊妙見菩薩のつづき謀反と星神平将門と平良文の連合軍を救った羊妙見菩薩が出現した“上野国(こうずけのくに)群馬(くるま)郡”という場所は、現在の群馬県高崎市にあたり、そこに建立された“七星山息災寺”は、現在...
神仏

羊妙見菩薩1 平将門と平良文を助けた羊妙見菩薩

千葉氏に関する文書である『千学集抄(せんがくしゅうしょう)』に、“羊妙見菩薩”という珍しい尊名が登場します。この『羊妙見菩薩』を調べていくと、興味深い事柄がずるずると引きずり出てきます。妙見菩薩は、千葉氏の守護神です。千葉周作(1793-1...
大和葛城宝山記

『大和葛城宝山記』読み下し文

大和葛城宝山記   行基菩薩撰神祇蓋し聞く、天地の成意、水気変じて天地と為ると。十方の風至りて相対し、相触れて能く大水を持(たも)つ。水上に神聖(かみ)化生して、千の頭二千の手足有り。常住慈悲神王と名づけて、違細と為す。是の人神の臍の中に、...
神道・神仏習合

『二所大神宮麗気記』 読み下し文・現代語訳・解説 まとめ

「二所大神宮麗気記」は『麗気記』十八巻の冒頭です。神変大菩薩(役小角)の説【読み下し文】二所大神宮麗気記蓋し以れば、去んじ白鳳年中に、金剛宝山に攀上りて、宝喜蔵王如来の三世常恒の説を聞けば【現代語訳】二所大神宮麗気記さて思いめぐらすに、去る...
先代旧事本紀

『先代旧事本紀』巻第三・天神本紀「饒速日尊(ニギハヤヒ)誕生から神去まで」<現代語訳・読み下し文・解説>まとめ

『先代旧事本紀』巻第三は、記紀(『日本書紀』と『古事記』)が伝えていない饒速日尊(ニギハヤヒ)の降臨が記された巻です。この記事では、『先代旧事本紀』巻第三の冒頭から饒速日尊(ニギハヤヒ)が埋葬されるまでを記載しています。この記事の読み下し文...