大和葛城宝山記

大和葛城宝山記

『大和葛城宝山記』書き下し文+解説 まとめ

大和葛城宝山記(やまとかつらぎほうざんき)は、両部神道を代表する書の一つであり、大和葛宝山記、大和葛木宝山記、葛城宝山記、神祇宝山記とも呼ばれます。奥書に“天平十七年辛酉四月一日”、とありますが、一般には鎌倉時代後期に成立したと考えられてい...
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『大和葛城宝山記』5 釈迦牟尼仏 波羅提木叉 天御中主神 天照太神 瓊瓊杵尊 乳海攪拌

はじめての方は『大和葛城宝山記』解説1からどうぞ『大和葛城宝山記』解説4のつづき釈迦牟尼仏、初めて菩提樹下に生まれて、無上の正覚を成ず。初めて菩薩の波羅提木叉を結び、父母師僧三宝に孝順をなし、孝順至道の法の孝を名づけて戒と為す。亦制止と名づ...
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『大和葛城宝山記』解説4 天御中主尊(アメノミナカヌシ) 大梵天王 天照皇大神(アマテラス) 観音菩薩 大日如来

はじめての方は『大和葛城宝山記』解説1からどうぞ『大和葛城宝山記』解説3のつづき伝に曰はく劫初に神聖在り。常住慈悲神王と名づけ〈法語に尸棄大梵天王と曰い、神語に天御中主尊と名づく〉大梵天宮に居る。衆生等の為に。広大なる慈悲誠心を以てす。ここ...
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『大和葛城宝山記』解説3 一言主神 役行者 ワカタケル 役優婆塞 神変大菩薩

はじめての方は『大和葛城宝山記』解説1からどうぞ『大和葛城宝山記』解説2のつづき【読み下し文】一言主神〈飛行夜叉神の所変、孔雀王と号するは是れ也。一乗無二の法を守護するの故に、一言主尊と名づく。故に当処を一乗の峯と名づくる也。惟(ただ)是れ...
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『大和葛城宝山記』解説2 読み下し文 タカミムスビ イザナギ イザナミ アマテラス ニニギ 一言主神

『大和葛城宝山記』解説1 のつづき【読み下し文】極天の祖神高皇産霊皇帝〈此れを上帝と名づく。是の高皇産霊尊は、極天の祖皇帝に坐します也。故に皇王の祖師也〉『日本書紀』では“高皇産霊尊(タカミムスビのみこと)、高木神(タカギノカミ)”とも表記...
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『大和葛城宝山記』解説1  読み下し文 行基菩薩 ビシュヌ

大和葛城宝山記(やまとかつらぎほうざんき)は、両部神道を代表する書の一つであり、大和葛宝山記、大和葛木宝山記、葛城宝山記、神祇宝山記とも呼ばれます。奥書に“天平十七年辛酉四月一日”、とありますが、一般には鎌倉時代後期に成立したと考えられてい...
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『大和葛城宝山記』読み下し文

大和葛城宝山記   行基菩薩撰神祇蓋し聞く、天地の成意、水気変じて天地と為ると。十方の風至りて相対し、相触れて能く大水を持(たも)つ。水上に神聖(かみ)化生して、千の頭二千の手足有り。常住慈悲神王と名づけて、違細と為す。是の人神の臍の中に、...