中臣祓訓解 神道・神仏習合

『中臣祓訓解』2 天照太神、豊受大神、高皇産霊神、神皇産霊神、津速産霊神、正哉吾勝尊

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『中臣祓訓解』1のつづき

神聖其の中に座せり。
名づけて大日霊貴と曰(まう)す。
当に知るべし、生を此の国に受けたる衆生は、仏威神力を承けて、諸仏と共に其の国に遊ぶ。
是れ則ち仏説なり。
是れ我が言にあらずと云々。

以下は、『中臣祓』本文の解説になります。
太字が『中臣祓』本文、〈〉内が解説です。
※参考『中臣祓』

高天原に
〈色界の初禅、梵衆の天なり。三光天。南贍浮樹の下、高庫蔵是なり。五蔵の中の大蔵なり。故に万宝の種を納む。〉
神留り坐す
〈天照太神、豊受大神、高皇産霊神、神皇産霊神、津速産霊神、正哉吾勝尊、伊弉那諾尊。〉
皇親神
〈天照太神、天之御中主神、豊受神の坐すなり。高皇産霊神、神皇産霊神〉天孫の尊の祖神なり。
漏伎漏美
〈謂はく、神の祖なり。親の言なり。津速産霊神。〉
命を以て
〈謂はく、皇親の勅命を以て八百万神達を召すなり。〉
八百万の神達を
〈梵王帝釈、無量の天子、四大天王、無量の梵王天、八万四千の神なり。〉
我皇孫尊
〈天津彦彦火瓊瓊杵尊なり。天照大神の太子正哉吾勝尊の太子、御母高皇産霊神の女(むすめ)、万栲豊秋津姫命なり。〉
豊葦原水穂国
〈大八州神倭国なり。陽谷輪王所化の下、玉藻帰る所の嶋、預樟日を蔽す浦、之を名づけて南閻浮提と曰ふ。水穂国は、肥饒豊富の国を謂ふなり。〉
安国
〈謂はく、日本の浦安国なり。〉
荒振神等
〈素戔鳥尊の子孫大己貴神、其の子事代主神、是等の類なり。〉
神問
〈香取明神、経津主命。鹿嶋明神、武甕槌命。〉
磐根樹立草之垣葉語止(いはねこたちくさのかきはもことめて)
〈能く言語ふ。咸皆強暴なるが故に、先づ鹿嶋・香取二〈ふたはしら〉の神を遣して、以て邪神(あしきかみ)及び草木石の類を遂ひ誅して、皆巳に平らぎ治る。木の祖を久久能智神といふ。〉
天之磬座押放(あまのいはくらをしはなち)、天之八重雲(あまのやえくもを)、伊豆之千別千別而(いつのちわけにちわけ)、天降座(あまくだしまします)
〈皇孫尊、天より下り座す間に、供御饗。尓の時に御盃(みき)の中に、霧起(きりた)ちて闇(くら)く、天水国水相霧く々(霧く)塞る。茲に因りて尊天より下り坐すこと得ず。尓の時に天押雲命、中臣祓を以て解除(はら)へ清浄(きよ)めて、天八重雲より出(いづ)の道別(ちわ)き々々(道別)きて、天下り座すこと得たり。筑紫の日向高千穂の槵触(くしふる)の峯に天降跡(いま)す。〉
四方之国(よものくに)
〈大日本州なり。大日宮、世界の国土なり。〉
大倭日高見之国
〈大八州の中に在り。其の地広大なり。日本は則ち倭国の別名なり。〉
下津石根(しもついはね)
〈謂はく、金剛宝座なり。〉
宮柱太敷立(みやはしらふとしきたて)
〈皇孫降りまさむと欲たまふ時に、皇祖勅して曰はく、其の造宮の制(のり)は、柱は則ち高く太く、板は則ち広く厚くと云々。〉
高天原千木高知(たかまのはらにちぎたかしりて)
〈言はく、其の搏風峻峙にして、雲を穿ち天を摩するの意なり。〉
美頭之御舎
〈美頭は富饒の名なり。古語なり。凡そ日神天の石窟(いはと)を開きしより以降、瑞の材木を以て、始めて瑞宮殿を造り建て遷り座す。宮は使者眷属衆生なり。殿は声聞縁覚菩薩なり。鳥居は宝蓮の形、阿字門なり。〉
天之御陰(あまのみかげ)、日之御陰隠坐(ひのみかげかくれまし)
〈謂はく、天の御翳(みかげ)、日の御翳造り奉仕す〉

巳上大殿祭(おほとのまつり)を制造(つく)りて、天種子命をして解除(はら)はしむと云々
〈祓は表白是なり〉

『中臣祓訓解』3につづく

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