麗気記

真言宗

『天地麗気記』書き下し文+現代語訳+解説 まとめ

題名【書き下し文】天地麗気記(かみつかたしもつかたうるはしきいきとうりをきす)この巻の題名です。近世の版本などでは、本巻を巻首に置いているので、『天地麗気記』を麗気記全体の総題とすることもあります。神代七代・過去七仏・北斗七星【書き下し文】...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説7 神武天皇 神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説6のつづき【書き下し文】日本磐余彦天皇(やまといはよひこすへらみこと)彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の第四子也。母(いろは)は玉依姫と日ふ。海童(わたつみ)の大女(おほむすめ)也。日本の...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説6 天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説5のつづき【書き下し文】天照皇大神、宝鏡を持して祝(ほ)ぎて宣(のたま)はく。「吾児、此の宝鏡を視(みそな)はしめて、当猶視吾(わかかたしろとて)、与(とも)に床(ゆか)を同じく...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説5 忍穂耳尊 瓊瓊杵尊 十種の神宝 祝詞 神歌 呪 真言

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説4のつづき【書き下し文】伊弉諾・伊弉冉二神の尊、左の手に金鏡を持ちて陰(めみか)を生(あれま)す。右の手に銀鏡を持ちて陽(をかみ)を生(あれま)す。名を日天子・月天子と曰(もう)...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説4 大日孁貴 天照皇大神 尸棄大梵天王 光明大梵天王 月読尊(ツキヨミ) 伊勢神宮

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説3のつづき【書き下し文】側(ほのか)に聞く、本在より以降、二界遍照の如来は幽契為(みとのまくはいし)て所産(あれま)す、一女三男あり。一女は天照皇大神、地神の始の玉(みたま)の霊...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説3 国常立尊(クニトコタチ) 国狭槌尊(クニサツチ)  豊斟淳尊(トヨクムヌ) 大日如来

はじめての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ『天地麗気記』解説2のつづき【書き下し文】国狭槌尊〈毘盧遮那仏〉豊斟淳尊〈盧遮那仏〉此の二神(ふたはしらのみこと)、天に浮(のほ)り地(くに)に跡(くた)りて、報応の二身、青黒二色の宝珠也。青色は...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説2 国常立尊(クニトコタチ)=大毘盧遮那仏(大日如来)

初めての方は『天地麗気記』解説1からどうぞ【書き下し文】神財の戦具は、十種の玉神鏡神本霊(みたまのみたまのみたまのみことのもとのみたま)、本(はし)めて覚れば、天国(あまくに)の璽(しるし)・地神の印、百宝千宝は百大僧祗劫の劫数にして無量無...
神道・神仏習合

『天地麗気記』解説1 神代七代 過去七仏 地神五代 賢劫十六尊 天照大神 大日如来

題名【書き下し文】天地麗気記(かみつかたしもつかたうるはしきいきとうりをきす)この巻の題名です。近世の版本などでは、本巻を巻首に置いているので、『天地麗気記』を麗気記全体の総題とすることもあります。神代七代・過去七仏・北斗七星【書き下し文】...
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『麗気記』の著者について ※2019.9.9更新

『麗気記』は神仏習合の代表的な論書です。『麗気記』は「れいきき」、あるいは「まことをおほしめさるるき」とも読みます。著者には諸説あり、聖徳太子説、役行者説、弘法大師・空海説、伝教大師・最澄説、醍醐天皇説があります。弘法大師・空海説十八巻から...
神道・神仏習合

『二所大神宮麗気記』 読み下し文・現代語訳・解説 まとめ

「二所大神宮麗気記」は『麗気記』十八巻の冒頭です。神変大菩薩(役小角)の説【読み下し文】二所大神宮麗気記蓋し以れば、去んじ白鳳年中に、金剛宝山に攀上りて、宝喜蔵王如来の三世常恒の説を聞けば【現代語訳】二所大神宮麗気記さて思いめぐらすに、去る...